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所得税・消費税の振替納税日と注意点まとめ【個人事業者向け】

令和6年(2024年分)の確定申告に関する「振替納税」の日程と注意点についてまとめてみました。

個人事業者やフリーランスの方は特に見逃せない内容ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

 

1.振替納税とは?

 振替納税とは、あらかじめ税務署または金融機関に届出をすることで、納付期限に自動で口座から税金が引き落とされる制度です。現金で納付する手間がなく、うっかり納付忘れのリスクも減るため、多くの個人事業者の方に利用されています。

 

2.令和6年分(2024年分)確定申告における振替納税日

   税目            振替日(口座引き落とし日)

   所得税および復興特別所得税 2025年4月23日(水)

   消費税および地方消費税   2025年4月30日(水)

 

3.振替納税のための条件

 以下の2点が必要です:

(1)「預貯金口座振替依頼書 兼 納付書送付依頼書」を提出済みであること

   ・提出先は、納税地を所轄する税務署、または振替口座の金融機関です。

(2)申告期限までに申告書を提出していること

   ・所得税の申告期限:2025年3月17日(月)

   ・消費税の申告期限:2025年3月31日(月)

 

4.注意点

(1)口座残高に注意!

  振替日に口座に残高が不足していると、納税がされず延滞税がかかる可能性があります。前日までに必ず口座残高をご確認ください。

(2)初めての方は申込期限に注意

  振替納税を初めて利用する場合、「預貯金口座振替依頼書」の提出は原則として申告期限までに済ませましょう。

  (金融機関によっては多少前倒しが必要な場合も)

(3)振替日以降の納付は延滞扱い

  振替日に納付ができなかった場合、延滞税が発生します。すぐに納付を行う必要があります。

 

5.振替納税のメリットまとめ

  ✔ 手続きすれば毎年自動で引き落とし

  ✔ 銀行や税務署に出向く必要なし

  ✔ 納付忘れを防止

    まだ手続きをしていない方は、来年以降に向けても早めの準備をオススメします。

 

6.最後に

    税金の納付は「納める金額」だけでなく「いつ・どう納めるか」も大切です。

    特に個人事業者にとっては資金繰りの計画にも関わる部分。

    口座の残高管理とスケジュールをしっかり確認して、安心して新年度をスタートしましょう!

 

   不明点や不安がある方は、税理士などの専門家への相談もご検討ください。